領収書の写真を1つのPDFにまとめる方法
経費精算のたびに、レシートの写真を何枚も添付していませんか。 1つのPDFにまとめれば、送るのも確認するのも一度で済みます。 撮り方のコツから、容量の抑え方まで説明します。
まとめる前に:撮り方で決まります
あとから直すのは大変なので、撮影の時点で押さえておくべき点を先に。 差し戻しの原因はほぼここにあります。
| 明るい場所で | 暗いと文字が潰れます。影が落ちない位置から撮る |
|---|---|
| 真上から | 斜めから撮ると台形に歪み、金額が読みにくくなります |
| 全体を入れる | 但し書き・日付・宛名・金額・発行者。1つでも切れると差し戻しです |
| 背景は無地 | 机の書類が一緒に写ると、そちらの情報まで提出することになります |
| 長いレシートは分割 | 無理に1枚に収めず、上下に分けて2枚撮るほうが読めます |
手順
- 写真をパソコンに移す——スマホのまま作業してもかまいません
- 画像→PDF変換に、まとめて読み込ませる
- 順番を整える——日付順にしておくと確認する側が楽です
- 用紙サイズをA4に揃える——印刷する可能性があるならこちら
- PDFにして保存する
すでにPDFが何個かある場合は、PDF結合で1つにまとめられます。 「画像のレシート」と「メールで届いたPDFの領収書」が混在しているときは、 先に画像をPDFにしてから、まとめて結合してください。
容量が大きすぎるとき
スマホの写真は1枚3〜5MBあるので、20枚あれば100MB近くになります。 経費精算システムには容量制限があることが多く、ここで弾かれます。
対処はPDFにする前に画像を軽くするのが効果的です。
すでにPDFにしてしまった場合はPDF圧縮も使えますが、 先に画像段階で減らすほうが、同じ容量でも読みやすく仕上がります。
ファイル名の付け方
地味ですが効きます。受け取った側が探せる名前にしてください。
2026-07_経費精算_山田.pdf——年月・用途・氏名2026-07-15_出張_交通費.pdf——日付を先頭にすると自動で並びます
IMG_4821.pdf や スキャン.pdf は避けてください。
経理は何十人ぶんも受け取ります。
レシートを他社のサーバーに上げていませんか
オンラインのPDF変換サイトを使うということは、領収書の画像を他社に送るということです。 レシートには次の情報が写っています。
- いつ、どこで、いくら使ったか——行動履歴そのものです
- 取引先の社名——接待の相手先が分かることもあります
- クレジットカードの下4桁
- 宛名の会社名
これらは業務情報であり、多くの会社の規程では許可なく外部サービスへ送ってはいけないものです。 当サイトのツールはファイルを送信せず、ブラウザの中だけで処理します。 詳しくはファイル変換サイトは安全かをご覧ください。
電子帳簿保存法について(重要)
「写真をPDFにすれば紙を捨ててよいのか」という疑問が出ますが、 この記事だけで判断しないでください。
電子帳簿保存法のスキャナ保存には、解像度・階調・タイムスタンプ・検索機能・訂正削除の履歴など、 細かい要件があります。画像をPDFにまとめるだけでは満たせない場合があります。
この記事が説明しているのは「提出用のファイルを作る手順」です。 原本を破棄してよいかどうかは、会社の経理担当者か税理士に確認してください。 判断がつかないうちは、紙の原本を保管しておくのが安全です。
よくある質問
何枚までまとめられますか?
アップロードしないため枚数の制限はありません。ただし枚数が多いほど処理に時間がかかります。月ごとなど、区切って作るのが実用的です。
PDFの中の文字を検索できますか?
できません。写真をPDFに入れているだけなので、中身は画像のままです。文字として検索できるようにするにはOCRが必要ですが、当サイトは対応していません。
向きがバラバラになってしまいました
PDF回転・ページ削除でページごとに回せます。撮影時に向きを揃えておくのがいちばん楽です。
間違えて入れた1枚だけ抜きたい
PDF回転・ページ削除で不要なページを削除できます。
写真に位置情報は残りますか?
PDFに変換する過程で画像は作り直されるため、通常は残りません。元の写真ファイル自体には残っているので、そちらの扱いにはご注意ください。
まとめ
- 撮り方で9割決まる。明るく・真上から・全体を入れる
- 感熱紙は消えるので受け取ったその場で撮る
- 容量はPDFにする前に画像段階で減らす
- ただし金額と日付が読めるかを必ず確認
- 原本を捨ててよいかは経理・税理士に確認