動画から音声だけを取り出す方法

1時間の会議録画が2GB——でも必要なのは音声だけ、ということはよくあります。 音声だけにすれば容量は10分の1以下になり、共有も文字起こしも一気に楽になります。

なぜ10分の1以下になるのか

動画ファイルの容量は、そのほとんどが映像です。 音声が占める割合は、多くの場合数パーセントしかありません。

1時間の会議録画(1080p)およそ 1〜3GB
その音声だけ(MP3 128kbps)およそ 55MB
音声だけ(MP3 64kbps)およそ 28MB

メールにも添付できる大きさになります。 会議の内容を共有したいだけなら、映像を送る必要はありません。

手順

  1. 動画→MP3変換に動画ファイルを読み込ませる
  2. 形式と音質を選ぶ
  3. 取り出して保存する

映像を作り直さないので、動画の変換に比べればかなり速く終わります。 ただし初回だけ、処理エンジン(約31MB)の読み込み時間がかかります。

形式と音質の選び方

MP3迷ったらこれ。どの機器でも再生でき、文字起こしサービスもほぼ対応
M4A(AAC)同じ容量ならMP3より高音質。Apple系の機器と相性がよい
WAV無圧縮。編集を重ねる場合や、音質を1ビットも落としたくない場合に。容量は10倍以上になります

ビットレート(音質)の目安

64kbps会議・講義・インタビューはこれで十分。人の声は情報量が少ないためです
128kbps音楽が含まれる場合や、聞き返しを重ねる場合に
192kbps以上音楽用。会話の記録にここまでは要りません
文字起こしに渡すなら、64kbpsか128kbpsで十分です。 音声認識は人の声の帯域だけを見ているため、高音質にしても精度はほとんど変わりません。 変わるのは料金と処理時間だけです。多くの文字起こしサービスは 時間か容量で課金するため、無駄に高音質にすると損をします。

こんなときに

必要な部分だけでよい場合

1時間まるごとではなく特定の10分だけが必要なら、 音声カット・トリミングを使ってください。 動画ファイルをそのまま読み込ませて、指定した範囲の音声だけを書き出せます。

こちらは再生しながら「ここから」「ここまで」を指定できるので、 秒数を数える必要がありません。文字起こしの費用は時間に比例するので、 先に切り出すだけで費用が下がります。

会議の録画を扱うときの注意

この作業でいちばん気をつけるべきなのは、技術ではなく扱う内容です。

会議の録画には、人事の話、取引先の名前、未公開の数字が入っていることがあります。 オンラインの変換サイトを使うということは、それを丸ごと他社のサーバーに送るということです。 会社の情報管理規程に触れる可能性もあります。

当サイトのツールはファイルを送信せず、ブラウザの中だけで処理します。 容量の上限もありません。詳しくはファイル変換サイトは安全かをご覧ください。

録音・録画したものを共有してよいかは、別の問題です。 参加者の同意なく会議の記録を外部へ渡すことは、 社内規程や契約上の守秘義務に触れる場合があります。技術的にできることと、 してよいことは分けて考えてください。

よくある質問

音質をまったく落とさずに取り出せますか?

音声カット・トリミングで「無劣化で切り出す」を選ぶと、音声を作り直さずにそのまま取り出せます。ただし出力形式は元の動画に入っていた形式のままになります。

複数の動画をまとめて処理できますか?

ファイルは1つずつの処理になります。まとめて処理したい場合は、インストール型のソフトが向いています。

処理にどのくらい時間がかかりますか?

音声だけを取り出す処理は映像を作り直さないため比較的高速です。目安として10分の動画で30秒〜1分程度ですが、端末の性能に大きく左右されます。

スマホでもできますか?

できますが、長時間の動画ではパソコンのほうが快適です。処理中はページを開いたままにしてください。

配信サイトの動画から音声を取り出したい

当サイトにダウンロード機能はありません。また、権利者の許諾なく配信されている動画をダウンロードする行為は、法律に触れる場合があります。このツールはお手元にあるファイルを加工するものです。

まとめ

この記事で使うツール