画像が大きすぎてアップロードできないときの対処法
「ファイルサイズが大きすぎます」と出て先に進めない。 ——対処の前に、何が大きいと言われているのかを特定してください。 ここを間違えると、いくら作業しても通りません。
まず切り分け:「容量」と「画素数」は別物
画像の「大きさ」には2種類あり、まったく別の概念です。 多くの人がここで混乱します。
| 容量(MB・KB) | データとしての重さ。メール添付やアップロードの上限はこちら |
|---|---|
| 画素数(px) | 縦横の点の数。「2000px以内」といった指定はこちら |
エラー文で見分ける
| 「5MB以内」「2048KBまで」 | → 容量の問題。画像圧縮で解決 |
|---|---|
| 「1200px以内」「幅800ピクセルまで」 | → 画素数の問題。画像リサイズで解決 |
| 単位の表記がない | → まず容量を疑ってください。圧倒的に多いのはこちらです |
| 両方書いてある | → 両方満たす必要があります。先にリサイズ、次に圧縮の順で |
効くのは実は「画素数を減らすこと」
容量を減らしたいとき、多くの人は画質のつまみだけを下げようとします。 しかし効果が圧倒的に大きいのは、画素数を減らすことです。
理由は単純で、容量は面積に比例するからです。 幅を半分にすると面積は4分の1になり、容量もおおよそそれに近づきます。 画質を10%下げるのとは比較になりません。
最近のスマートフォンは幅4000px超で撮影します。しかし 申請書に添付する、フリマアプリに出品する、社内システムに登録する—— こうした用途では1200〜1920pxもあれば十分で、それ以上は見た目に差が出ないまま容量だけを食っています。
手順:確実に基準内に収める
容量制限がある場合
画質80・最大幅1920pxから始めてください。これで大半は解決します。 それでも足りなければ、次の順で下げます。
| 1 | 最大幅を 1280px に |
|---|---|
| 2 | それでも超えるなら 800px に |
| 3 | 最後に画質を 70 → 60 と下げる |
圧縮後は削減率が表示されるので、基準を満たしたか一目で確認できます。 足りなければ設定を変えてもう一度実行してください。何度でもやり直せます。
画素数の指定がある場合
「幅を指定」または「長いほうの辺を指定」を使います。 特に後者は、縦写真と横写真が混ざっているときに便利です。 どちらの向きでも「最大◯px以内」に確実に収まります。
形式が原因のこともあります
HEIC(iPhoneの写真)が弾かれる
iPhoneは標準でHEICという形式で保存します。容量が小さい優れた形式ですが、 対応していないサイトがまだ多く、「対応していない形式です」と弾かれます。
画像形式変換ツールでJPGにしてください。 根本的に解決したいなら、iPhoneの 設定 → カメラ → フォーマット → 「互換性優先」に変えると、 以降の撮影がJPGになります。
WebPが弾かれる
Webから保存した画像が .webp だった場合も同様です。
JPGまたはPNGに変換してください。
やっても意味がないこと
-
拡張子を書き換える —
.heicを.jpgに変えても、 中身は変わりません。容量も1バイトも減りません - ZIPで圧縮する — JPGやPNGは既に圧縮済みなので、ZIPにしてもほとんど減りません。 そもそもZIPを受け付けないフォームが大半です
- スクリーンショットを撮り直す — 画面に表示されている解像度に依存するため、 意図した通りのサイズになるとは限りません
個人情報が写った画像を扱うときの注意
アップロードで困る画像は、免許証、保険証、通帳、契約書、履歴書の証明写真—— 提出書類であることがほとんどです。
ところが一般的なオンライン画像圧縮サービスは、その画像をサーバーへ送信して処理します。 提出先には安全に送る前提の書類を、その前段で見知らぬ事業者に渡していることになります。
当サイトのツールは処理をブラウザ内で完結させるため、画像が端末から出ません。 なお圧縮の過程で撮影場所などの位置情報(Exif)も破棄されるので、 写真をそのまま提出したくない場合には利点になります。
まとめ
| MB・KBと書かれている | 画像圧縮(画質80・最大幅1920pxから) |
|---|---|
| pxと書かれている | 画像リサイズ(長辺指定が便利) |
| 形式が対応していない | 形式変換でJPGへ |
| 覚えておくこと | 容量は面積に比例。幅を半分にすれば約4分の1 |